7月20日、勉強會開催

7月20日(水)、いつものとほり夜19:00から飯田橋ボランティアセンタア・フリイスペエスをお借りし、勉強會をする予定です。テエマはこれまたいつものとほり、自由選択です。
小生は震災に關はることを何かやれないかと思案中ですが、具體的にはまだ決まつてをりません。もしかしたら、先日當ブログに引用した福田恆存氏の『一度は考へておくべきこと』から、その引用した部分を取り上げて議論のきつかけにするかもしれません。しかし、それだけでは前囘と同じ話の蒸し返しになるやうで気が引けますから、もう少し何か考へなきやいけないなとも思つてゐます。
手前味噌を申すやうですが、最近つくづく感じてゐることゝとしてあるのが、この勉強會の有難さです。現代は言葉を取り交すための道具が増え、メディアが發達し、あふれかへる記號の中に生きてゐますことから、「何か」が起きたときにはすぐさま「何か」を言はなければいけないやうな、そんな衝迫感に常日頃さらされます。しかし、そんな危うゐ衝迫感に押されて出てきた言葉などは、すぐさま別の衝迫感に押し出されて記號となり、消へ去つてしまいます。さうしたことを思ふとき、どんなに時代が變り、言葉を發するための道具が増えやうとも、人が人と向かひ合ひ、語り合ふこと以上のメディアはないのだらうと、そんなことを考へます。
さういふメディアの場になつてゐるこの勉強會を、小生はただただ有難く思ふものです。

平成辛卯 文月十日                            宍戸 大裕

追記:
もし勉強會に興味をもたれ、參加をご希望される奇特な方がゐらつしやいましたら、ぜひ當ブログまでご連絡いただけたら幸ひです。參加者は小生含め二十代後半の初々しい逭年ばかりです(まうすぐ三十の坂に足を掛けやうとしてゐる者も、チラホラをります)。